君は誰とキスをする?
合同小説
この話は、海王星美玲、樫丘深青、真城成斗(名簿順)の手によって生み出されたカオスなストーリー第1弾です。
シリーズ的にはもう第3弾でございます。
どれほどカオスか?そんなもの読んでみればわかります。
美玲→真城→樫丘→美玲…のようにちょっとずつ書いていったやつっす。
1枚の紙と1つのペンとその時のテンションで生み出されたお話しをどうぞ…
『君は誰とキスをする?』
「はちみつプレイ、か…」
朝の新宿の街角で俺は呟いた。
――君は誰とキスをする?
あの時の君の言葉が耳によみがえる。
目をつぶれば鮮明に思い出せるあの時の事…。
俺はポケットからくまの●ーさんご愛用の、例のツボを取り出した。国産だ。
思えばあの黄色いクマは、アニメではいい顔をしているが、原作ではピグ●ットをコブタ呼ばわりしてやがる。
ツボを見つめながら、俺は旅に出ようと思い立った。
とりあえず小田急で町田に出て、ハンズで弓矢を購入。ツボにしまった。
所詮人はこのツボの持ち主と同じ。おそろしいほどの面を持ち、偽りの顔を周囲に振りまく。
続いてはダイソーでピコハンを購入。これはとりま、背負っておこう。
そして最後は肝心のリップケア。
俺はいつも通りに、鏡の中の俺にキスをした。そう、俺は偽らない。
しかし、これは君の言った”誰”には当てはまらないさ(はーと)
だってそうだろ?だって俺は…愛する者には目で口づけるから。
俺はツボにおやつ300円を放り込み、全力で駆け出した。
俺にとっては金すら食糧さ(はーと)
この旅はたいそう過酷になるだろう。もう120円追加だ。
…と、思ったらいきなりバテた。ツボから漂う甘い香りが俺をわらう。
これが…ぞくに言う「ハチミツマジック」か!!あなどっていたぜ!!!
俺はハチマジにあらがいつつほふく前進でまずは武道館へ向かった。
「たのもー!!」
俺はハンズの弓矢をたずさえ、そびえる扉を叩いた。
扉の置くから返ってきた言葉は「返事がない!ただのしかばねのようだっ!!」だった。
とりあえず一発射ってみた。
「プギャー!!」と聞こえたような気がした。
扉が叫ぶとは、何と面妖なことだろう。恐る恐る扉を開く。
中を見て俺は唖然とした。
「ぷぎゃー」の謎、返事の意味。
そう…この中には…海王星美玲が詰め込まれていたのだった。
「あーもう。今ので目薬うまくさせなかったじゃんっ!」
扉をよく見てみると、海王星美玲の大事なトコロだけが扉の一部となり、そこに矢が突き立っていた。
彼女がそこを離れると、扉には握り拳ほどの穴が空いた。
「目的は何?金ならないわよ!」
「荒れた唇によく効くハチミツを探しに来た!!」
「それならコレよ!」
そう言いながら差し出したのは四角い物体。
「ggrks。」
「(´A`)ギニャー」
俺はフラダンスをしながら、扉の向こうに吹き飛んだ。
俺にもまだ最高のハチミツをあつかうには青すぎると言うことなのか!?
これでは至高のリップケア「Final・Kiss」を放つことができない…っ!!
しかも、さっきから腰のフリが止まるところを知らない。
このフラダンス、もしや伝説の国にしか無いといわれる「KITA・KITA」なのでは!?
「バーロ、KITA・KITAをお前はなにもわかっちゃいねぇ」
そこに現れたのはなんと…世界で絶大な人気を誇るあの、黄色いクマだった。
「そいつは金が無いんだろう。KITA・KITAの力とピコハンがあれば420円でもバッチリよ…」
そう言いながら自分のツボのハチミツをなめ始めた。
「さぁ、それで結局お前は誰とキスをするんだ?」
「!!なぜ…なぜあんたがそれを訊くんだ!?」
「フッ…答えさえすれば、KITA・KITAの秘密を教えてやろう。海王星美玲のハチミツが欲しいんだろう?」
「あたしと…ヤりたいんでしょ?」
「…クソッ!」
「降参ってとこかしら?」
「俺は…俺は…!!だぁぁぁぁっっっっ!!!!!!!!!!!」
そして俺はハンズのピコハンで自らの腰を打ち砕き、その勢いで都庁のガラス窓に映った自分と熱烈なキスを交わして散った。
やはり自分に腰砕けということだ。
そして、武道館には。黄色いクマとめでたく420円を手にした海王星美玲がのこされたのであった。
完。
あとがき。
どうも、美玲です。
いかがでしたでしょうか?『君は誰とキスをする?』
今回は浅木さんが参加できなかったので残念でならないです。
樫丘さんが気持ちよく「き〜みは〜誰とキスをするぅぅぅ〜」って歌ってたので書き始めました。
えぇ、これを題材にした美玲が間違ってたんですね。っていうかなぜ私を出したお前ら…。。。
今回は真城さんのステキなおやつ300円に吹きました。そのまま続けてやりました←
こんなカオスなものを最後まとめてくれた樫丘さんに心から感謝しております。お疲れ様でした!!!
本日はカップリングもご用意しておりますので、是非そちらも読んでくださいね☆そっちは短いので☆
ではまた第4弾があればその時に=ω=ノ