インセキは俺に恋をする。    
合同小説


この話は、浅木灯、海王星美玲、樫丘深青、真城成斗(名簿順)の手によって生み出されたカオスなストーリーです。
どれほどカオスか?そんなもの読んでみればわかります。
美玲→真城→樫丘→浅木→美玲…のようにちょっとずつ書いていったやつっす。
1枚の紙と1つのペンとその時のテンションで生み出されたお話しをどうぞ…






ある日のことです。突如、地球にインセキが落ちてきました。

しかしそのインセキはとても礼儀正しかったので、とあるお土産を持ってきました。

インセキは頬を赤らめながら、そのお土産を出すのかと思いきや、

そのまま歩き始め、海の中へ入っていきました。

その一部始終を見ていた僕は、とりあえず海老でインセキを釣ってやろうと思い、スーパーへ行きました。

スーパーには色々な物が売っていて僕は店内をまわり始めました。

野菜市場にはゴムゴ●の実やスベス●の実などが並んでおり

その中から敢えてトイレットマジ●クリンをチョイスし、東京ドームへ向かいました。

まず、水道橋の駅へ電車で向かいます。

切符を買ったときに忘れずに領収書を切りました。しかし、その領収書は半分文字が書いてあり、もう半分は…

――― 好きです。付き合ってください。   fromインセキ ―――

衝撃だった。まさか、あいつが僕のことを…―。

階段を駆け上り、僕は再びJRに乗った。

どんな気持ちであいつは海に潜っていった?どんな気持ちで領収書を切った?

そんなあいつの気持ちを…俺は…俺は…!!

一人称が変わったことなど気にするものか!俺は全力であいつの元へ向かった。

しかし、俺がインセキのもとへ辿り着いた頃、彼は自らの重みで、垂れてしまっていた。

インセキ「…こんな垂れた私なんて…」

そう言った君は出逢った中で一番輝いていた。

とは言え、俺は男である。いや、それ以前に俺は即席である。

答えを出すなら今、この時しかない。そう思い俺は大好きな即席ラーメンを片手に彼女の元へ歩み寄った。じりじりと。

その刹那、インセキはまばゆい光を放った。ピカーッ

その光に目が眩み、俺は思わず目を閉じた。光の洪水が止む頃

俺はステージの上に立っていた。さぁ、歌おう!!

俺は心に決めていた。このステージが最後だと…

この想いよっ!風に乗って今君へ届けっ!!!

歌「赤 青 黄色 むぅらさっきのー俺の拳が唸りを上げるぅーっ」

アナウンサー「ライブの途中ですが、ここで東京都江戸川区のイン・セキさんより重大なお知らせがあります。
現地のインさーーーん!!」

イン「(マイクを置いて)私、普通の女の子に戻ります。そりゃもう」

俺はライブ会場からたしかに見た…。そこには、見目麗しきかぐや姫を育てた竹取の翁の姿があった。

野山に混じりて竹を取り続けてもう何年になるだろうか。

二十年前、この竹林で拾ったインセキはたった今ステージを下りて月へと帰った。

”思い出”という名の、土産を残して。

少年と翁はいつまでもいつまでも、月を見ていた。



完。





あとがき。

どうも、美玲です。
いかがでしたでしょうか?『インセキは俺に恋をする。』
何故一人称が変わったのか。
何故途中でインセキの性別が変わったのか。
そんな質問に答えるつもりはないぜこんちきしょう。
ちなみにピカーッとかいう情けない効果音を書いたのは美玲でs(殴)

ちなみにもうひとつありますので、よろしければそちらにも目を通してみてください。
え?どれだけカオスかって?
それは読んでみればわかりますよ?ふふふ☆